本日は「片頭痛」についてお話しします。
片頭痛を経験したことがある人は日本人の8.4%といわれており、30代女性で最も多い有病率を示しています。
頭痛により日常生活に支障が出ることもあり、正しい知識で治療・予防が必要となります!
症状として
・頭にズキズキと脈打つような痛みが数時間から2~3日持続する
・頭痛の前兆を感じることが多くあります
片頭痛は頭の片側に痛みが起こることから名付けられましたが、実際は両側が痛むこともあります。
前兆として
視覚症状(きらきらした光が見える)、感覚症状(チクチクしたような痛み)などがあります。
<原因>
三叉神経血管系由来による痛みの発生機序が有力と考えられている。
三叉神経といわれる神経が刺激されることでCGRP(カルシトニン遺伝子ペプチド)が放出され、
片頭痛患者さんでは血中CGRP濃度が上昇しているといわれています。
三叉神経への刺激は近くを通る血管が神経を圧迫することで刺激が起こります。
※CGRPは悪いという事でなく、バランス量が大切になります。鍼灸治療でもCGRPが産生することが分かっており、
そのことで痛みを抑制する働きもあります。
<片頭痛の誘発・増悪因子>
ストレス、精神的緊張、睡眠の過不足、月経周期、天候の変化など…
片頭痛のある人の約75%に何らかの発作の誘発因子があるといわれている。
<予防、治療法>
※日本頭痛学会より
・鍼灸治療
・漢方(小紫胡湯など)
・薬物療法
・手術
などがあります。
十分な休息をとり、適度な運動、食生活など生活習慣を整えることが大切になります!
最後までお読みいただきありがとうございました。
石田