
【誕生日】2月18日
【出身地】東京都墨田区
【趣味】剣道(5歳からやっています)
【取得資格】鍼灸師、鍼灸教員免許
東京都内の鍼灸院にて、延べ20万以上の症例に携わる。同鍼灸院にてマネジャーを務め、施術の傍ら組織開発にも従事。



はじめまして。鍼灸師の山元大樹と申します。
当院のホームページをご覧いただきありがとうございます。
「不妊鍼灸やメンタルヘルスケアを行うことで産前産後の女性に寄り添い、皆さまが自分らしく輝くサポートをさせていただきたい。」
そんな思いで、ここ稲毛の地に開院いたしました。
単に施術をするだけではなく「心と身体は繋がっている」という観点から、皆さまのお気持ちの細かいところまで寄り添い、ご納得いただきながら施術することを大切にしております。
幼少期の思い出
もしよろしければ、私自身のお話をさせてください。
私の出身は東京都杉並区ですが、すぐに現在の実家である下町墨田区に引っ越し、そこで育ちました。
幼少時代は悪ガキだったようで、2歳違いの兄や弟、友達との喧嘩が絶えなかったそうです。

高校時代は授業をよくサボり遊び呆けていましたが、そんな私を見離しもせず、常に関わってくださったのが剣道部の顧問の先生でした。
顧問の先生がいつも私に仰ってくれていた言葉が2つあります。
それは「逃げるな!」という言葉。そして「仲間を大切に」という言葉でした。
辛くて辛くて血を吐いたり、過換気になるほど剣道をし、正直逃げ出したくなることばかりでした
でも、「共に戦う仲間たちと強くなりたい」と確固たる目的があったからこそ立ち向かっていけたと今でも思います。
そして、逃げずに3年間部活をやり通したからこそ、本当の意味での剣道の楽しさを知ることができました。今でも剣道を続け、現在五段の資格を取得しております。
今になって思い返してみると、「逃げるな」という言葉は剣道だけではなく、人生のことまでも言ってくれていたのだなと、感謝で頭が下がります。
お陰さまで、恐れから自分に鞭を打つのではなく、本当になりたい自分に対してチャレンジできるようになりました。
兄の他界をきっかけに鍼灸の道へ
高校を卒業したその年、私にとって転機となる出来事がありました。
兄の他界です。
兄は中学3年生の時に、白血病という大病に侵されました。
その5年後、兄は他界していきました。
最後の最後まで喧嘩していた私は後悔ばかりで、涙が止まりませんでした。
そんな兄が小さいころから、ずっと闘病中も語っていた夢が「鍼灸師」という職業。
兄は立つことさえままならない状態でした。
でも、どんな時も夢を追いかけ続け、夜間定時制の高校を4年間、留年せず通い通した姿は今でも尊敬しております。
棺の中で、本当は着て働きたかった白衣の兄の姿。一生、目から離れることはないと思います。
意思を継ぐ覚悟はすぐ固まりました。

鍼灸施術の可能性。喜びのお声の数々
専門学校で「鍼灸をもっと深く鍼を勉強したい」と感じ、教員養成課程に進みました。鍼灸の学生向けに授業を行い、鍼の本場 中国へも研修へ行きました。
専門学校卒業後は、尊敬する師匠の鍼灸院に勤めました。
そこでは、産前産後の不調を感じている方や 自律神経のバランスに不安を感じている方をはじめ、特に力を入れていたのが妊娠を望まれている方々の鍼灸施術でした。
鍼灸を学び続け、鍼灸師として多くのお客さまに寄り添う中で、強く感じたことがあります。
それは「鍼灸の可能性」です。
私にとってお客さまとの思い出は宝物であり、目に見えない財産でもあります。
その中でも忘れられないのが、妊娠を望まれて3年間通われたお客さまです。
3年間ずっと通い続け 40代前半でご懐妊されたお客さま
ご懐妊がわかった時、ご本人は43歳。
みんなで大喜びする中、「先生が私の本音を聞いてくれたおかげで、辛い思いなく通うことができました。」とのお声をいただきました。
辛いよりもむしろ、自分の美容や健康に投資をしている感覚を持つことができたそうで、それをお聞して私自身も大変嬉しく思いました。
ご出産後は、お子さんと一緒に院までいらしてくださいました。

お子さんをこの胸に抱かせていただいた瞬間の、我が子に出会えたような、なんとも言えない嬉しさ。
「みんなきみに会いたくて待ってたんだよ。生まれてきてくれてありがとう。」と、心の中で伝えたのを、昨日のことのように覚えています。
不妊治療のプレッシャーを 包み隠さず打ち明けてくださったお客さま
2年間、不妊治療に臨まされていたお客さまがいらっしゃいました。
ある日、お客さまから1本の電話をいただきます。
お電話の内容は、
「2年間も通院しているのに妊娠しなくて、プレッシャーで押しつぶされそうになります。もうこの状況からは耐えられないので、鍼灸も今日で最後にしてください。」というものでした。
お話をいただき私は、
「分かりました。むしろ、今日の最後もけっこうですので、ご主人と温泉旅行にでも行ってきてください。」とお伝えさせていただきました。
それから数ヶ月後、なんとそのお客さまから「双子を授かりました」とお電話をいただいたのです!
温泉旅行で、体外受精ではなくタイミング法で授かったとのこと。
ご連絡をいただけたこと、そして何よりもお客さまのゴールが達成されたことが、とてもとても嬉しかったです。

産前産後の不調にお悩みの女性の拠り所として
2022年2月、稲毛駅前に「ここまる」を開院させていただきました。
女性の身体は大変デリケート。
不妊治療中や産前産後ですと、特にメンタルの浮き沈みがしやすい時期にもなります。
そんな時期なのに、「しんどい。不安。でも、誰に頼っていいかわからない」という思いを抱えている方も少なくありません。
当院では、そんな産前産後の女性の拠り所となり、地域貢献につながっていくことをビジョンとしています。
周りに相談しづらいもやもやでも、検査では異常がない不調でも、ちょっとしたことでもかまいません。あなたのお悩みを、ぜひ私たちにお聞かせください。
私たちは、どんな時でもあなたの味方であり続けます。
鍼灸やメンタルヘルスケアを通して、あなたらしく輝く人生のサポートをさせていただきます。